オーガニック食品を食べるとどんなメリットがあるの?注意点も含めて解説
近年スーパーやレストランでの取り扱いが増え、メディアでも耳にする機会が多いオーガニック食品。
「健康や美容、環境に良さそう」というふんわりとしたイメージはあれど、正直良く分からないという方も多いのではないでしょうか?
オーガニック食品を食べるとどんなメリットがあるのか、具体的に解説します!
消費者にも生産者にも安全
農産物や畜産物の製造には、農薬や化学肥料の使用が一般的です。
対して、オーガニック食品は、基本的に農薬や化学肥料に頼らずに生産されています。
もちろん農薬や化学肥料はきちんと試験された後に登録されているので、必ずしも悪影響がある訳ではありません。しかし、できるだけ自分や家族の体に取り入れたくないと考える人は少なくないでしょう。
農薬や化学肥料を毎日取り扱う生産者への健康被害という観点からも、同様のことが言えます。
未来の環境にもメリットあり!
農産物や畜産物を生産する際の農薬や化学肥料は、それを食べる人だけでなく環境にも影響を与えます。
土そのものや内在する微生物への土壌汚染は、雨によって周辺の土地に広がり、やがて川や海で水質汚染を引き起こします。その影響は人のみならず野生動物へも広がり、生態系を破壊する一因となるでしょう。
自然由来の方法で生産されたオーガニック食品を選ぶことで、このようなリスクを回避する助けになります。
また、水や土の浄化に加え、そもそもの農薬や化学肥料の試験には、多額のコストがかかります。オーガニック食品がもっとポピュラーになれば、そのコストを別の分野へ回すことも可能です。
オーガニック食品は美味しい?
オーガニック食品の美味しさについては、実際のところ食べてみないと判断できません。美味しさの基準は人それぞれだからです。
しかし、オーガニック食品を好む人からは、
「オーガニック食品の方が味が濃い」
「土地によって味が異なるのが楽しい」
「素材本来の味がする」
という感想を良く聞きます。
また、オーガニック食品の生産者は、肥料や生育環境に強いこだわりを持っています。手間やコストがかかっても美味しいものを作りたいという思いが強く、結果として美味しい農産物や畜産物が生まれるのではないでしょうか。
オーガニック食品を買う際の注意点って?
メリットばかりのように思えるオーガニック食品ですが、取り入れる際には以下のような注意点があることも知っておきましょう。
・生産コストがかかるので高価になりがち
・流通数が少なく手に入れにくい
・長期保存に不向き
いずれも、農薬や化学肥料を使わないために生じるデメリットです。
健康や味、環境といったメリットから、オーガニック食品に関心を持つのは素晴らしいことです。
まずは、買い物の際にオーガニック食品を1品選んでみる程度の無理のない範囲から始めてみましょう。
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